【だから選ぶ価値がある】木製キッチンツールの魅力

木製ツールのまめ知識

木製キッチンツールというとどのような印象をお持ちですか?
ナチュラルでおしゃれ
どんなインテリアにも映える
お手入れが難しそう・・・
カビない?
などなど。

”木製”というだけで、何となくハードルが高いような印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、使う上でのメリットやデメリット、意外と簡単なお手入れ方法など、木製キッチンツールを使っている方や、これから自宅にお迎えしようかな、とお考えの方に向けて、「読んでおけば間違いなし!」の情報をお届けします。
おしゃれでどんな料理にも馴染み、温かみがあって使えば使うほどに味わいが増す木製キッチンツールの魅力を再発見できるでしょう。

目次

1.木製キッチンツールを選ぶ理由
2.木製キッチンツールのデメリット〜他の素材との違いは?
3.これだけはおさえておきたい!木製キッチンツールのお手入れ方法
4.インテリアにも映える木製キッチンツール
 1)ティープレート
 2)カッティングボード
 3)ランチボックス
 4)ランチョンマット
 5)木のうつわ

1.木製キッチンツールを選ぶ理由

おしゃれでインテリアに映える

木製のツールは自然由来だからこそ温かみを感じられたり、様々なインテリアにも馴染みやすいという特徴があります。温かみを感じるのは、道具としてだけでなく、「1年に1本できる」と言われている年輪や木目から、木の成長を間接的に感じることができるからなのかもしれません。
インテリアに映える理由として、木製キッチンツールは自然の中で育ってきたものが原料として使われているため、緑や青、白、茶色など自然の色、つまり「アースカラー」との相性が良いのです。
キッチンにも”落ち着く空間”を求める方には、「木製のキッチンツール」はピッタリと言えるでしょう。

 

木製の調理器具は鍋や皿を傷つけにくく丈夫で機能的

金属製の調理器具は、素材の硬さによって鍋やフライパンなどに傷をつけてしまうことがあります。また、シリコンやナイロン素材といったプラスチック製品は使い方を誤ると溶けてしまうこともあります。
一方で、木製の調理器具は丈夫でありながらも木材本来の形や柔らかさによって鍋などを傷をつけてしまう懸念がありませんし、軽くて使う人の手に馴染みやすいので、長時間使用していても疲れにくいことや、調理の際の音が柔らかいのも特徴です。加えて、調理器具として加工されているものは、熱に強く溶けてしまう心配もありません。これらの理由から、木製のキッチンツールは丈夫で機能的といえます。

 

使えば使うほど”味”が出る

天然木の色味は使っているうちに徐々に変化していくのをご存知ですか?
光の当たり加減や、使う人の手の脂などによってツヤが出てきたり木材の色味自体に変化が現れてきます。(写真参照)
”味が出る”という状態です。
他のステンレスやシリコン素材では得られない変化であるため、使えば使うほど”一点モノ”になります。

写真)左:4年後の器 右:新品

環境に優しい

木製キッチンツールは、再生可能な資源である木材を原料としているため、環境への負担も減らすことができます。農林水産省によると、木材は再利用や再使用、再生産が可能な資源であり、廃棄することになったとしても、バイオマス燃料として再利用しながら繰り返し使うことにより環境への負荷を少なくすることができる資源の一つとされています。

 

2.木製キッチンツールのデメリット〜他の素材との違いは?

ここまで木製キッチンツールを選ぶ理由について述べましたが、メリットばかりではありません。木製キッチンツールのデメリットについても知っておきましょう。

デメリットを知ることによって、正しい管理方法やお手入れを知ることができるので結果として長く大事に使えることに繋がります。

 

デメリットその①:カビや変色、変形のリスク

懸念されている方も多いかもしれません。
木であるが故に、カビや変色は気になるところ。では、何が原因になってしまうのか。
それは”水分”です。
長時間水に浸したり、水分が残ることによって、水分を吸収しカビや変色・変形の原因になります。カビは湿気を好みますので「通気の悪い引き出しや棚の中などに入れておいただけでカビが生えてしまった」ということもあります。
”いつの間にか黒い模様ができていた、と思ったら黒カビだった・・・”
”部分的に白く変色してしまっている箇所がある・・・”
ということになってしまうかもしれません。
また、水分を含むことによって木自体が膨張するため変形することもあります。

 

デメリットその②:傷や汚れが付きやすい

自然素材のものであるが故、細かな傷などが入り込みやすいため汚れが付着しやすいというデメリットもあります。傷を防ぐために表面にオイルや塗装が施されている商品が多数ですが、洗う際のスポンジを柔らかいものにする、定期的にオイルを塗ってメンテナンスする、などの対策をすると良いでしょう。
それに比べお手入れの簡単さで言えば、シリコンやステンレス製、ナイロン製の製品の方が使い勝手が良い場合もあります。

 

シリコンやステンレス製の製品の特徴

・シリコン製 
 熱に強く丈夫で軽いためお手入れが楽。柔らかい素材であるため鍋肌やボールにフィットしやすいことから、ソースや柔らかい物を掬いとるのに適している。色や匂いが移りやすいのがデメリット。
・ステンレス製
  素材の特性上、カビやサビ、変形の心配が少なく、お手入れが簡単である。金属で作られているため、鍋やフライパンを傷つけることもある。ザルやボール、バット、包丁など、キッチンツールには欠かせないものばかり。
・ナイロン製
 軽く丈夫でフライパンや鍋を傷つけにくい。商品によって耐熱温度に差があるため、ものによっては溶けるリスクもある。一般的なナイロン製のキッチンツールにはヘラやトング、しゃもじ、泡立て器、フライ返し等がある。比較的柔軟性のある素材であるため、細かな仕事に適したツールとして使用される。

何れもメリットやデメリットがありますので、用途に合わせて使い分けると良いですね。

 

3.これだけはおさえておきたい!木製キッチンツールのお手入れ方法


ここでは、デメリットを踏まえて、あなたの木製キッチンツールを大切に使っていただくためのお手入れ方法についてお伝えします。
普段からできるお手軽なお手入れ方法から、定期的に行って欲しいメンテナンス方法まで、
大事なポイントをまとめました。

 

水は大敵と思え!優しく洗った後は乾燥重視!

木製の製品は水分を含むことによって膨張し変形の原因となったり、カビが繁殖しやすくなるのは前述した通りです。
変形やカビを防ぐには、しっかり乾燥させることがとっても重要。
手洗いや柔らかいスポンジと中性洗剤で洗った後は、しっかり乾燥させましょう。
食洗機や食器乾燥機は高温の熱風で乾かすため、木が割れてしまったり変形の原因となりますので、できるだけ避ける方が望ましいです。
一番良いのは、 直射日光を避けて自然乾燥させること。
優しく洗ったら、サッと水分を拭き取ってそのまま置いておく!
簡単です☆

 

木製キッチンツールが『快適』な収納場所って?

木製キッチンツールは水分が変形やカビの原因になります。その他に熱にも注意が必要です。ポイントは2つ。
・火のそばや直射日光を避けること
・湿気がこもりやすい高温多湿の場所を避けること
熱源からは遠ざけて、風通しのよい場所が望ましいでしょう。
しかしそうは言っても、食器棚や引き出しに収納することもありますよね?
その際には、吸湿マットや乾燥剤などを引き出しや棚の下に敷いておくと効果的です。
見えても良いものはキッチンカウンターなどに置いて、敢えて”魅せる”のも良いですね。

以下におすすめの除湿グッズをご紹介します。
▫︎食器棚などの除湿や防臭にオススメ 「備長炭シート」
▫︎優れた調湿機能を持ち、湿度40〜60%にキープする お手軽な調湿材「炭八」

スペシャルケアは『たまに』で良い

普段のお手入れの極意は「自然乾燥」と「収納場所に気を付ける」という2つですが、さらに大事に丁寧に使っていきたいものもありますよね。
そんな時におすすめなのが「オイル仕上げをする」という方法。
定期的に表面にオイルを薄く塗り広げて乾燥させることで、傷を防いだりツヤを維持するなどの効果が期待できます。
オイルは乾燥性の植物油が適しており、その中でも菜種油やエゴマ油などが塗布後に乾きやすいためオススメです。食用油であれば概ね適していますが、オリーブオイルは乾燥しづらく、ベタつきやすいため避けた方が良いでしょう。
日頃からケアをしなくても、時々、「スキンケア」で言う「特別な日の前のスペシャルケア」のような感覚で、メンテナンスの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

4.インテリアにも映える木製キッチンツール

ここでは筆者が実際に使ってみて特にオススメできるものを林林鉢の製品から紹介します。
いずれも林林鉢のサイトから問い合わせまたは購入可能です。
オンラインショップはこちら 

ティープレート

 飲み物やちょっとしたお茶菓子を置くためにちょうど良いサイズのティープレート。
 プレートにはコップの底がフィットして滑らないようにするための窪みがあるため、持ち運ぶ際にも安心です。手書きの草花の絵によって木の温かみを一層感じることができます。

 

カッティングボード

 2種類のカッティングボードをご紹介します。
一つは、ピザプレートとしても活躍できるカッティングボード。使わない時は絵の部分を表向きにして、壁にかけて飾ったり、写真のように台に置いて飾ったりと、魅せる収納としてもインテリアに映えること間違いなしです。


もう一つは、一枚板で作られている木目を活かしたカッティングボードです。廃材として使われるような木の根本の部分を利用しているため形が独特で一つとして同じものはありません。 前菜やデザート、お寿司などのプレートとしてお使いいただくのはどうでしょうか。


食材を引き立てつつも、存在感のある「うつわ」として食卓を彩るでしょう。

 

ランチボックス

宮崎県産桧を使って作られているランチボックス。

食品用の塗料を使用して仕上げているため、安心してお使いいただけます。桧本来の色合いを活かしながら、蓋には野花の絵がふんだんに描かれていますので、蓋を開ける前からワクワクしますね。

 

ランチョンマット

檜で作られている木目を活かしたランチョンマット。厚み約1cmの板に施された、反らないための細工には職人の技術が光ります。白木の他、木目がより強調される黒塗りのランチョマットも人気です。

 

木のうつわ

お椀や平皿を中心とした白木と黒塗りのお皿には、手書きの野花が描かれています。
軽く丈夫なお椀には、お茶菓子や前菜、一品料理など用途は様々。
もちろん食品にも安全な塗料を使用して仕上げられているので、安心してお使いいただけます。

 

まとめ

数あるキッチンツールの中から、木製のキッチンツールを選ぶ理由についてまとめました。お手入れの難しさなどを理由に敬遠されがちですが、他のナイロンなどの製品には無い、木だからこその経年変化や味わいを楽しむことができるのも木製キッチンツールの魅力の一つです。

調理器具としての実用性はもちろん、インテリアにも映え、料理を引き立たせる名脇役になる木製キッチンツールをぜひお家に迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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